インプラント治療について

インプラント治療とは

インプラント治療は、歯の抜けた部位に人工の歯根(しこん)を手術的(手術は抜歯程度です)に埋め込んで、人工歯根が顎(あご)の骨に固着した後、人工の歯冠を上から装着する治療法です。
インプラントは永久的なものではありませんが、日々の清掃(歯磨)と定期的な検診を継続することで長期的予後が期待できます。

 

インプラントの長所

インプラントの良い点は自分の歯と同様な感覚で噛むことができ、噛む力、味覚が低下しないことです。また周囲の健全歯を傷つけず、審美性(外見上)も良好です。

インプラントの短所

インプラントの留意点としては、歯を抜く場合と同様の手術が必要で全身疾患(重度の糖尿病など)やインプラントを埋め込む場所(顎)の骨が少ない場合など、場合によっては治療できない場合もあります。
※あごの骨が薄い場合はCGF療法を同時に行うことで、インプラントができます。

インプラント治療の流れ

インプラント手術を受けてから7日~10日間の注意事項

安静と食事

術後はインプラントを顎の骨にしっかりと固着させるためにインプラントになるべく外力をかけないようにしなければなりません。そのため術後2~3日はお粥等、特に柔らかい物を食べるようにして、インプラントを植立した部位では噛まないようにしてください。
術後3~4日は腫れる場合が有りますが、4~5日で消退します。腫れが気になる場合は濡れタオルで冷やしてください。その際インプラント部位を強く押さないようにしてください。手術後に痛みの出る場合がありますので、鎮痛剤(痛み止め)を処方します。

抜糸

手術部の抜糸を7~10日で行います。抜糸まではインプラント植立部位のブラッシングはしないでください。
又、抜糸後も引き続きインプラントを植立した部位では噛まないようにして柔らかい物を食べてください。

インプラント植立後一ヶ月間の注意事項

インプラント植立後1ヶ月がもっとも大切な時期です。引き続きインプラントを植立した部位ではなるべく噛まないようにして、舌や指でインプラントを押さないようにしてください。また、食事も努めて柔らかいものを取ってください。

インプラントの上部構造(人工歯冠)装着

上部構造(人工歯冠)装着はインプラント植立後1~2ヶ月でインプラントの植立状態が良いと判断された時点で、歯型(印象)をとり人工歯冠を装着します。

インプラント治療終了後の定期検診(リコール)

インプラントはアフターケアが非常に大事です。必ずリコールに応じてください。上部構造(人工歯冠)装着後は1週間後、1ヵ月後、3ヵ月後、6ヵ月後再診していただきます。その後も半年おきに定期健診を受けていただきます。

インプラントの清掃(プラークコントロール)

インプラントは上部構造(人工歯冠)装着によりプラーク(歯垢)が付着しやすくなります。従ってアフターケアの基本として、プラークコントロール(歯磨)が重要です。各々の状況に応じて、通常の歯ブラシ以外にも、インターデンタルブラシ、デンタルフロス等の使用法もご指導致します。

インプラント治療に問題が起こった場合

1インプラント手術

インプラント植立の際に、術前の検査にもかかわらずインプラント植立部位の骨が足りないこともあります。場合によっては手術を中止することもあります。その際は後日、骨を増やす手術を相談の上、行うこともできます。

2インプラント手術2ヶ月まで

インプラント植立後2ヶ月を過ぎてもインプラントがぐらぐら揺れている場合、人工歯冠装着を延期して様子を見る場合があります。場合によっては再度インプラント植立手術をする場合もあります。

3インプラント治療終了後に問題が出てきた場合

インプラントに装着した人工の歯冠が取れたり、破損する場合もありますので、その際にはすぐに来院してください。
また、インプラント治療を行った人工の歯以外の自分の歯に問題(冠が取れた、歯がぐらぐらしてきた等)が起こった場合でもすぐに来院してください。全体の噛み合せが狂ってくるのでインプラントに負担がかかりすぎることがあります。

インプラント治療についてよくある質問

Q1.料金について、インプラントの期間中の再診料、その他消費税、薬代金、その他料金はかかるのでしょうか?
A1.当医院では、オペから完成までの全部込みの料金となっているので、消費税、再診料等一切かかりません。

Q2.インプラントの品質は大丈夫?
A2.AQB(日本製のハイドロキシアパタイトインプラント)を用いており、抜群の信頼性をほこります。

Q3.他医院でインプラントは不可能と言われましたが、あおぞら歯科で改めて相談は可能ですか?
A3.当医院では、その様な患者様を多数オペしてきました。是非1度お越し下さい。ソケットリフト、GBR等の難症例も専門のドクター(指導医)によりオペを行うことも可能です。